2009年02月25日

奈良新聞2004年7月28日(水)付朝刊掲載記事


〈グリン神父の志しのぶ多目的施設、奈良に完成〉

 戦後復興の時代に日豪親善に尽力、奈良市の福祉や青少年健全育成など多くの功績で平成6年、市特別名誉市民の称号を贈られた故アントニ・グリン神父をたたえ、グリンと緑のグリーンを掛けたネーミングで奈良市が同市中登美ケ丘3丁目に建設していた市グリーンホールが完成。きょう28日午前10時から、大川靖則市長らが出席して開館式典が行われる。

 敷地面積約640平方メートル。建物は木造平屋建て床面積約230平方メートル。約130席の多目的ホールがある。玄関ホールにはグリン神父愛用のカメラのほか、英字で書かれた晩年の日記のコピー、ロザリオ、日本語の勉強に使った単語カードなど遺品を展示。総事業費5050万円。備品類は市民1242人から寄せられた約400万円の浄財で賄われる。

 グリン神父はリズモア市出身。昭和27年に日豪の和解を目指して初来日して以来、同国カウラの日本人墓地の整備、旧日本軍人の遺品返還運動を進めた。御所市の聖ヨゼフ老人ホーム、奈良市の特別養護老人ホーム「サンタマリア」の建設のほか、奈良カトリック幼稚園園長を務めるなど県内外に足跡を残した。

 同館は月曜休館で、貸し館は29日から。使用無料。問い合わせは「グリーンホール」。電話0742(45)7407。(奈良新聞社
posted by Yasuhiko Kambe at 22:29| Comment(0) | Others | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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